高専カンファレンスを Discordだけで運営を回して 開催した話
はじめに
こんにちは。ヤマゲンです。今回は、前回の高専カンファレンスを開催した話の運営の部分についてもうちょっと書こうかなと思い、連投します。
Discordでの運営
Discordを立ち上げたのが確か福井でのインターン中とかだった気がします。その時期は結構忙しくて、プロコンの開発に追われていたりしたので、なかなか動く時間が取れませんでした。まあ他のメンバーもほとんどプロコンの人たちだったのでそもそもこれについて集まって議論したりなんかしたりする時間がなかったというのがあって、だったらDiscordで全部完結させてしまおうという魂胆になったわけですね。
会場決め
ここが一番つらくて一番手間取って一番金がかかったところですね。まずは学校でやろうとしたんですよ。しかしこれは部活単位で申請しないといけないみたいでした。その上結構めんどくさそう。部の名前を借りるのには抵抗があったため、交通の便もいい名古屋付近で開催することにしました。最初は吹上ホールの会議室を借りる予定だったのですが、いろいろ向いてない点が見つかり悩んでました。そこでヤマゲンファインプレーをします。 もちろんDiscordです。なぜかいいところを発見し、後日メンバーの何人かを連れてぞろぞろと下見に向かいます。ノリノリだった僕はメンバーの賛同もあり、ここに決定しました。これが9月の終わりとかの話ですね。
名前決め テーマ決め
本当は高専カンファレンス in 名古屋が良かったのですが、過去にも何回か開催されていたらしく断念。もちろんこの議論もDiscordで行いました。 いろいろと議論し、(議論と言ってもほとんど雑談)結局ぼくの一声でゆるっと決まりました。
ちなみにテーマですが、過去に開催された「高専カンファレンス in ものづくり名古屋」から発案を受けて、ものづくりというテーマが決まりました。
これで開催宣言が終わったのでほとんど終了です。ちなみにロゴ作りとかは「作って!」って言ったらいい感じの可愛いロゴが飛んできました。
開催宣言後
こんな感じで僕が適当に提案していろいろ意見もらうってのがいつものスタイルですね
役職決め
今回運営メンバーは6人と、かなり小規模な部類(しらんけど)だったので役職も適当に僕が振りました。まあほとんど形而上のもので、その仕事以外のこともいろいろやってもらったりしてました。
connpassでの参加募集
connpassで参加の募集をかけました。これはやっぱり2ヶ月前に出せて正解でした。これがあるとないとじゃ人を集めるハードルがかなり変わるんじゃないかなと思います。登壇の募集はGoogleFormsで行いました。これは一瞬で生成できてさらにそれをスプレッドシートで管理できるので超有能です。絶対使ってください。
突然の仕事振り
基本的に僕は気分で動くので動かしたい時に動かします。こういうときにDiscordは便利で、今すぐやりたい時に今すぐやれます。しかも忘れない!最強ですね。だいたいいつもこんな感じで指示を出してます。ちゃんとやってくれるので嬉しかったです。
超有能後輩がサイトを作った
kosen.cfこれです。天才。
登壇応募締め切り
今回は応募数がちょうど想定していた人数と合致したので特に抽選を行うこともなく順番にぽんぽん当てはめて行くだけでした。 こんな感じで超雑に時間決めたらLT担当が当てはめてくれました。素晴らしい。 その後、冬の寒空の下、スタバが満席だったので外でフラペチーノを飲みながらメールのテンプレートをメンバーに作ってもらって登壇者にメールを送りました。これは1時間くらいかかったのでなにかスクリプトを書いた方が良かったなという気がしています。
ポスター
結局これは貼るのを忘れてて会場に貼れなかったのですが、作ってって言ったら作ってくれました。表に出せなかったのが本当に残念ですね。
シール
プロコンの時に使ったシールの紙が余ってたのでロゴのシールを作ったのですが、僕が裁断機を使えずに温かみのあるシールの形になってしまいました。反省です。
配信
これは配信担当ではなく、受付担当がやってくれました。素晴らしい働き。ちなみにこちらが配信。 www.youtube.com
まとめ
まあこんな感じでDiscordで僕が適当に出した指示をみんながやる、みたいな感じのゆるいスタイルで運営を行いました。僕はなにもしてませんね。これは持論なのですが、トップはあんまり動かない方がいろいろとうまくいくと思ってます。やるときはなるべくバレないように裏でこそこそやるのがいいですね。なんかかっこいいです。こうやって無事終わったのですが、反省点もいろいろあって、まあそこはあとから反省会をDiscordでしようかなと思います。まあ全体的に楽しかったのでいいかなと思います。こういうのは高専カンファレンスの方には明文化されていない気もするので知見として受け取ってもらえるといいなと思います。それでは〜。
高専カンファレンスを主催した話
はじめに
こんにちはヤマゲンです。今回は高専カンファレンスを主催したのでその話をしようと思います。この記事は高専 Advent Calendar23日目の記事です。前回の記事はこちら。
開催前
きっかけ
僕が最初に高専カンファレンスに行ったのは3月の西京カンファレンスで、それがとても楽しかったので主催しようと思い、とりあえずやってみることにしました。
メンバー集め
色んな人に聞くと、2ヶ月前くらいから準備をしたらいいとか、メンバーが多いと大変だとか聞いていたので、実行委員は身内数人で固めてみました。これは割と正解で、これやってこれやってというとテキパキ仕事が進んだのでとても快適でした。次やる人は参考にしてください。
準備
主に行ったことは
- 運営への連絡
- wikiの準備
- 会場の手配
- サイトの準備
- connpassを建てる
- 登壇募集をする
- 登壇者にメールを送る
- 備品のやりとり こんな感じですかね。仕事量的にはそんなになかった気がするので、身構えていたよりは楽だったなという感じです。
一番つらかったのは会場の手配で、当初学校でやる予定だったのですが、結構めんどくさそうだったので、どうせなら交通の便がいい名古屋で行おうと思い、探し始めましたが、結構沼りました。ここは学校でできるならやったほうがいいですね。僕は会場代で3万以上飛びました。まあ金を回収するために必死で募集したので結果的にはよかった(?????)のかなあと思います。
ちなみに運営メンバーで一回も集まらずにすべてDiscordだけで指示を出していたのですが、それが結構驚かれました。良かったらみなさん試してみてください。(?)
当日
びっくりするほどたくさんの人が来てくださいました!いろいろとぐだぐだになってしまったところもあったけど、ゆるい雰囲気の楽しいカンファになったのではないでしょうか。本当は発表ひとつひとつにコメントしていきたいところですが、大変なので、総評だけ言いますが、多様性があって本当に面白かったという感じですね。テーマはものづくりと設定していたのにも関わらず、全然関係ない話をしてくれて、カンファだなぁって感じになりました。高専生だけじゃなくて、大学生や社会人、高校生まで来てくださっていて本当に嬉しかったです。昨日ぼくが発表した資料はこちら
全体の感想
いろんな人に楽しかったって言ってもらえて本当に嬉しかったです。別にそれまでに大変なことはそんなになかったけど、なんだか感動してしまいました。
運営はやってみたら意外とできてしまうので、やりたい人はやりたいって言ってるだけでなくとにかくやってみましょう!
追記: 運営についての詳しい話を書いた記事を公開したのでそちらに興味があればぜひ読んでみてくださいこれ
平部員から見たコンピュータ部の現状とこれから
はじめに
こんにちは。ヤマゲンです。今回は1年間平部員としてコンピュータ部に所属していたのでそこで感じたことなど書いていこうと思います。この記事は高専IT系部活 #kosenit Advent Calendar 201818日目の記事です。前回の記事はこちら。
今まで
ぼくは豊田高専のコンピュータ部に所属しています。(詳細については部長が書いた記事を参照してください。)もともと豊田高専自体はとても閉鎖的な文化圏を築いていて、コンテストに出る人間はごく一部のオタク(意識高い系)という感じの学校だった(らしい)のです。
現状
そんな陰キャ集団だったコンピュータ部も過去のものとなり、今ではたくさんの部員と共に、部内LT会を行ったり、いろんなコンテストに参加したりしてその名を轟かせるようになりました。僕もいろんな高専の人に「豊田高専」の名を知ってもらえるようにいろんなところに行っていろんなことをしています。僕は今年コンピュータ部に入ったばかりのペーペーですが、そんな僕でもわかるくらい部としての活動が広がっています。それ自体はとても良いことで、僕も大賛成ですが、うちの部活ならではの問題点が色々と発生したりします。
例えば豊田高専の寮制度の話です。うちの寮はとても大きく、1,2年生の多くは寮生です。しかしながら、豊田高専の寮では1,2年生のPC持ち込みが禁止されています。これはコンピュータ部にとって最も大きな弊害と言っても過言ではないでしょう。もちろん、寮生でも自前PCを持っている人はいますが、なかなか持ってくることや管理が難しい環境です。解決策は色々ありますが、とりあえず、どうにかして1,2年生に1人1台ずつ、自由に扱えるPCがあるとみんなが幸せになれると考えています。
また、急激な変化に追いつけていない部員も少なからずいるということもあるのではないでしょうか。もちろん、熱意があってすでに作りたいものが明確にあってそれに向けてこの部活という場所が必要だと感じている人にとってはなかなか楽しい環境が整いつつあると思いますが、多分うちの部員は全員が全員そういった心持ちではないと思います。そういった人たちを置いていかないような改革が必要かなあと思います。
まだまだ僕の思う問題点は色々ありますが、大きな変化は部にも部員にもなかなか負担が大きいもので、既存の問題点が浮き彫りになっていきます。そういった問題を少しずつ解消していくのが、いい感じの部を作ることにつながるのではないでしょうか。
これから
僕自身は面白いことが好きで、日々新しい技術に出会うことにワクワクしています。しかし当然ながら、部員が全員そういう人間かというとそれは違う話で、LTをすることが楽しいと感じている人もいれば、そうでもないという人もいるわけです。まあもちろん人前で話すスキルが必要なのは知っている上でこういった話を書いていますが、そもそもその楽しさを知らない人に対してどういう形を取ればさらに楽しむことができるのか、というのを色々考えたりしています。例えば僕が今やりたいのは部内ハッカソンです。部内ハッカソンの本質はグループで一つのものを作って一体感を高める、みたいなそんな良い子ちゃんなことではなく、これから必須になる、人と開発することの大変さをその身をもって経験してほしいのです。LTだけでは得られない経験というのはたくさんあって、それはもちろん、人前で話すという経験の一つ前のステップである、自分の意見を能動的に述べるスキルというのを養うことにも使えると思っています。ハッカソン形式で開発を行うことで、個々の実装能力の向上が見込め、また、わからないことは調べる、というスキルも身につきます。その他様々な経験を積むことができるので、一度どうなるかやってみたいなと思っています。まあやってみないとわからないので、とりあえずなんでもやってみるのが良さそうですね。そのためにハッカソンを行えるようにする最低限の知識等をレクチャーできたらなと思っています。
まとめ
長くなりましたが、まとめです。部活として活動することはとてもいいことですが、その活動を行ったあと、どのようなことをするのかが、これからはさらに重要になってくるのではないかと思います。これらは一応自分としての目標であり、部員にも知っておいてもらいたい知識と指標であり、また、他の方々にとってもいいマインドになるのかなと思っていますが、どうでしょうかね。勢いで書いてしまったので煩雑稚拙な文章になってしまいましたが、居心地が良く、切磋琢磨できる環境作り、また実践で役に立つ経験と知識を詰める場所。そんな部活にしていけたら良いですね。
次の記事は明後日、Kotomi1338さんの記事です。
電子書籍を使い始めてみた話
はじめに
ヤマゲンです。今回は、ちょっと前から本を買うときKindleを使うようになったので、その話を書こうと思います。
きっかけ
ぼくがなぜKindleで本を買い始めるようになったのかは、遡れば8月くらいのセキュリティキャンプまで行くと思います。この頃の記事もあるので、興味があれば読んでみてください。「ぼくとOS開発とセキュリティキャンプ」
このとき、何があったかというと、僕は東京まである本を一緒に持っていきました。はい。名著『30日でできるOS自作入門』ですね。
別に持っていくこと自体はよかったのですが、この本、知っている人は知っていると思いますが、かなり重いです。
他にももっと重い本がある、という意見があると思いますが、残念ながらこれは相対的な話ではなく、絶対的な重さの話です。もちろん普通の書籍と比べるととても重いです。
これを東京まで持って行った自分を褒めたいくらいですね。
本題が逸れましたが、まあこういう経緯があり、本を電子書籍で読むことを考えるようになりました。
電子書籍にしてよかった点
大きく分けて
- 持ち運びが楽
- 読みながらのコーディングが楽
- 安い
- しおりがいらない
- 暗いところでも読める
- かさばらない
ということが感じた利点だと思います。安いというのはものによりますが、Amazonで買うと半額くらいで変えるものもあるのでかなりお得に買えたりします。
電子書籍の欠点と書籍の利点
電子書籍はなにも良いことばかりでもないので書籍の良い点と絡めて並べると
- 買ったことを忘れる
- いつでも読めるが故になかなか読まない
- 「読んだ感」が薄い
- 手元にないとなんだか寂しい
これらはもう伝われ、と言いたいのですが説明すると、
1
一つ目の「買ったことを忘れる」というのは、多分僕固有の症状かもしれません。ぼくは結構本が届くと気分が上がってすぐにでも読んでしまうのですが、Kindleの場合あまりそういう感動がないというか、DLだけなので買った実感が薄い感じがするんですよね。なので後回しにしがちなのだろうと思います。
2
二つ目の「いつでも読めるが故になかなか読まない」というのですが、ひょっとしたらこれも僕固有の症状かもしれません。Kindleに入ってると本当にいつでも読めて、スマホにも入れられるしPC、iPadにも入れられる、さらにオフラインでも読めるという感じでどう頑張っても読めてしまう環境があるんですね。実際の書籍を前にすると(もしくは開くと)ぼくは結構「読むぞ」って感じになるのですが、Kindleだとその感じが薄くて、機会とかいう以前にきっかけすらも失ってしまうという感じになってしまうんですね。もちろんモチベーションがあればそんなことはありませんが、割と積み本が多くなる原因かもしれません。
3
三つ目の読んだ感が薄いというのは、本って「ここまで読んだからあとこれくらい」ってのが見ればわかるのですが、Kindleはそうもいかなくて、たしかにページ数とかパーセンテージは表示されるのですが、本の書籍特有のだんだんページが進んでいく感じがわかりにくいというのがあって、「読んだ感」が薄いという気持ちを抱きました。
4
長くなりましたがこれで最後です。四つ目の手元にないとなんだか寂しいというのは、電子書籍を敬遠する人が多分1番不安に思ってることじゃないかなと思います。そしてそれは実際僕も感じています。今まで話してきた3つの項目も全てはここに帰着する感じで、結局は少し物足りない気になってしまいますね。
まとめ
なんだかんだいいましたが、結果的に電子書籍はとても良いです。僕は多分これからも使うだろうし、世界的にもどんどんそういう動きになってくる(きてる?)と思います。まあ迷ってる人はこんな記事読まずにさっさと試してみればいいと思いますが、少しでもなんかの参考になれば良いと思います。ぜひ一度試してみてください。
SECCON Beginners 2018名古屋に参加した話
はじめに
みなさんこんにちは。ヤマゲンです。今回は近場の名古屋でSECCON Beginnersが開催されると知ったので首を突っ込んだところ、当選したので行ってきました。CTFに関しては部活でちょっとだけ部長に教えてもらったくらいで本当に素人だったのでそういった方々が今後参加するときの参考になればいいなと思います。
午前
Crypto
最初は暗号化の話でした。これは一発目から結構重い話で、数学の知識をガンガン使うようなジャンルでした。数学が不得意なぼくとしてはよくわからない定理や数式が多く取っ付きにくかったです。暗号化については色々知っていることはありましたが、いざ自分で暗号化をするとなると、頭の足りなさを痛感しました。 みんなそんな雰囲気だったから別に特別雑魚ってわけでもないよね?
昼飯
近くの一風堂でラーメンを食べました。美味しかったです。
午後
Web
昼飯後一発目はWebでした。Webは部活でちょこっと触ったのでなんとなく理解できました。今回はXSSだけでしたが、SQLインジェクションとか色々あるみたいですね。HTML,JSは割と個人的に使っていたのでなんとなくわかった感じになっていましたが、DOM操作などまだまだ知識が浅いなあと感じたところでした。3回くらい演習がありましたが、結構面白くてなかなか楽しかったです。
Reversing
ここではがっつりアセンブラという感じで16進数とアセンブラを読んでました。16進数を読むのはなかなか楽しかったですが、アセンブラはよくわかってなかったのでう〜んって感じでした。OS書いてるときに書いていたはずなんですがね。おかしいですね。アセンブラ自体をしっかり教えてもらったことがなかったのですが、この講義はとてもわかりやすかったです。C言語とアセンブラの対応で説明してくれているのが割とわかりやすかったですね。取っ付きにくい分野だとは思いますが、楽しく聞くことができました。
演習
ここで講習の内容を踏まえて、実際にCTFをやってみました。時間としては約1時間半でした。問題はMiscが2問(100, 200)、Webが4問(100, 200, 200, 300)、Cryptoが4問(100, 200, 200, 300)、Reversingが3問(100, 200, 200)ありました。(記憶が曖昧なのでこの辺は間違ってたらツッコミを入れてください。) 僕が解いたのはMiscが1問(これはWelcome問題で最初にやる出席確認みたいなもの)(100)、Webで2問(100, 200)、Cryptoで1問(100, 100)、Reversingで1問(100)です。割と説明されたものは解けましたが、考えなければいけないのは全然取れなかったので頭が足りないのかなと思います。なんか悔しいのでもうちょい勉強したいですね。ちなみに順位は73人中35位でした。まあまあですね。1位の人は1300点取ってました。すごいですね。
交流会
終わってから答え合わせのような解説のようなものを何問かして終わりました。すごい人は発想がすごいなと思いました。柔軟な発想が大切ですね。そのあとは懇親会でした。基本的にコミュ障なので身内としか話していませんでした。僕がいつも行っているようなイベントだとこういう時は名刺交換会が始まるのですが、普通に歓談をしていたので、いつもと違う雰囲気を感じました。講義や演習中にHHKBを叩いていたのでそれをきっかけに声を掛けてくれる人もいました。嬉しいですね。
まとめ
CTFは初心者でしたが、普通に楽しめてさらにとても勉強になった良いイベントでした。CTFには他にも種類があるみたいなので時間の都合上仕方ないにしてももうちょっと触れられたらいいなと思いました。この辺は自分から触ってみようと思います。普段物を作っている身としてはこういうことを知った上でサービスを作ることが大切だと思うので、無関係ではないことは確かです。開発の合間にでもちょいちょい勉強できたらなと思います。部活でも部長がこういうの詳しいので教えてもらいながら、後輩たちと勉強できたらいいなと思います。
宇部高専祭に行くまでの話
はじめに
みなさんこんにちは。ヤマゲンです。今回は山口県にある宇部高専の高専祭にお邪魔したのでその記録を書こうかなと思います。
特に書くつもりはなかったんですけど、色々あったので、その色々の部分を残せたらいいなと思います。
本文
山口にはこれまで、新幹線、電車、飛行機で行きましたが、どれも高かったり時間がかかったりしたので、今回は夜行バスでいくことにしました。
名古屋から直通の夜行バスは出ていなかったので一旦京都で乗り継ぎで湯田温泉までバスで行く 予定でした。
まずはバスを出る直前のぼくのツイートを見てみましょう
これから一旦大阪に行きます
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) 2018年11月9日
このツイートを見て何かに気づきますね。そう。このときのぼくは大阪で降りると勘違いしています。
さて、ここからぼくの壮絶な行き道の始まりです。
第1章『絶望』
楽しみな山口旅行です。もちろん意気揚々とバスに乗り込み、ひとまず大阪を目指します。
「大阪付近で渋滞が発生し、遅延する可能性があります。お急ぎの方は前のバス停でお降りください。」という車内アナウンスが響き渡るバスの中で僕は、家で保存してきた電脳コイルを見ながら時間を潰していました。
しばらくバスに揺られていると一つ目のバス停に到着しました。「京都深川」です。はい。本来ならここで降りるべきでした。
ここで僕は大変な違和感と胸騒ぎに気づきます。
----------- ひょっとして俺はなにか勘違いをしているんじゃないか?????
京都深川を無事出発してから、ぼくは乗り継ぐはずだったバスを調べます。
そこに書いてあったのは「乗車場所 : 京都駅」
????????????????????????????
これは一体なんなんだ????俺は一体どこへ向かっているんだ????
さて、この事実に気づいたときのぼくのツイートを見てみましょう
完全にバス逃したよな…8000円無駄にしたのは最悪いいとしても当日でバス取れるか…?
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) 2018年11月9日
あああああああああやばいどうしよ
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) 2018年11月9日
あああああああああ絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) 2018年11月9日
タイトル回収です。
第2章 『無力』
過ぎてしまったものは仕方ありません。とりあえず次のバス停で降りました。色々調べた結果まだ新幹線が出ていたのでとにかく金のことは考えず、新大阪から新幹線で山口に向かいます。
新大阪で新幹線を取るのはいいけど宿どうしようかな、と考えながら吹っ切れて新幹線に乗っていました。
さて、ここからが第二章の幕開けです。
結論から言いましょう。僕が新幹線が降りた時、そこは九州でした。
順を追って説明すると、僕が買った切符は新大阪から徳山の切符でした。
そして降りたのは小倉。
これが意味するのは、徳山で止まらなかったということです。
このときのツイートがこちらです。
待ってめちゃくちゃ悪い予感してきた
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) November 9, 2018
途中で止まらないやつ乗っちゃった???????待って..........えっ????????
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) November 9, 2018
ぼくは今なにも出来ずに山口を横断していく新幹線に乗っています pic.twitter.com/cTlhZZ7No8
— ヤマゲン (@Ymgn_Bass) November 9, 2018
ぼくは山口に向かっていましたが通り過ぎてしまいました。とんだおっちょこちょいですね。(それどころではない)
まあ過ぎてしまったものは仕方ないのでとりあえず小倉で一泊することにしました。
新幹線代は翌日始発に乗ればノーカンにしてくれるらしく、本当に助かりました。
これでめでたく僕の壮絶な1日が終わります。ちなみにこの日は翌日起きれなくなるのが怖くて徹夜しました。
第3章『厄』
一夜明けてようやく山口へ向かいました。早朝は凍えるような寒さでしたが、金がなくなるよりはマシでした。
無事徳山に到着し、友人に合流しました。
さて、色々あったものの、ようやく高専祭に向かうことができます。良かった良かった。
ん???
電車が来ない????
なんで?????
どうやら前の駅で電車がトラブってて遅延しているようでした。
そこで友人が一言
「なんか憑いとんじゃない??」
本当に困った道のりでした。これを乗り越え、無事にたどり着きました。
ようやく高専祭
いろいろあってたのしかった
おわりに
いろんな方にご迷惑をたくさんおかけして本当に申し訳ありませんでした。心配してくださった方々。本当にありがとうございました。また山口行きたいです。今度はバスは使いません。
2回目の全国高専プログラミングコンテストに出場した話
はじめに
みなさんお久しぶりです。ヤマゲンです。今回は高専生活二度目の全国高専プログラミングコンテストに出場したのでいろいろ得たものや感想を書き連ねたいと思います。
全国高専プログラミングコンテストについては公式サイトを参照してください。
当日に至るまで
今年の高専プロコンの始まりは3月後半頃でした。うちの部活で案出しがあり、そのとき僕が提案したものはメンバーが集まらず、今年は諦めるかと思っていました。
しかし、先生から手伝ってほしいグループがあると言われ、入ったところが始まりです。
今回は僕が主体というわけでもなかったので気軽に入って、補助に回ればいいかと思っていました。なので、ちょいちょい案について口を出すくらいはして、まあまあ無責任に予選資料を完成させ提出しました。
そしたらなんと予選通過をし、さらには上位10チームのA評価をいただきました。この結果には正直びっくりですが、通ったからには作らなければいけません。技術面にはかなり僕が好き勝手に口を出してしまっていたために、少しイレギュラーな技術を盛り込んだものとなっていました。それによって開発は、アプリ側はぼく、サーバー側は先輩が担当することになりました。他のメンバーは低学年寮生だったのでPCが使えず(うちの寮では低学年寮生はPC持ち込み禁止)まあ当然といえば当然の構成になりました。
まあ担当自体は正直どうでも良かったのですが、僕が提案した技術は「これ使ってみたいなぁ」という個人的な願望が入った技術構成だったので、1から勉強し、開発にあたることになりました。ところがここで問題がいくつか生じます。
はじめはまあまあ順調に進んでいたのですが、開発手法をMVVMというものを用いようとして大失敗をしました。具体的に言うと参考にできる資料がほとんどなく、2ヶ月ほど足止めをくらいました。これは本当に痛くて、開発を本格的に始めたのは6月だったのですが、8月はセキュリティ・キャンプや、インターン等が入り、9月下旬まではほぼ手付かずと言ってもあたりさわりのないレベルでした。これにはマイペースで有名なさすがの僕でものんきなことは言っていられず必死で開発に勤しみました。
まあなんやかんや、公式ドキュメントや技術系ブログ、とても優秀な先人たちに救われ、なんとか約1ヶ月程度で全機能を実装させることに成功しました。まあこの実装自体は妥協に妥協を重ね、行き着いた結果だったのですが、もっともっと上手にできたなという不完全燃焼の感があり、ここはかなり悔しかったです。ただ、実装しきれなくて、書いてあることができなかった、ということはなかったので頑張ったほうかなとは思います。
本番
今年は会場が徳島だったのでバスで6時間ほど揺られて前日入りしました。今回のブログではネット上の知り合いとの絡みは特には書かないことにするので気になる方がいれば直接声をかけてください。
1日目
緊張の1日目はプレゼンから始まりました。今回は課題部門1番だったので、プレゼンは1番最初でした。もちろんドッキドキです。こう見えてぼくはかなりのあがり症なので先頭はかなりやばいんじゃないかとびくびくしながら当日を迎えましたが、去年ほどの動揺はなかったです。去年は前のプレゼンがあったので、余計に緊張していたのかもしれません。そういう点では先頭で意外と良かったのかなと思いました。
プレゼンは始まってみれば案外すらすら言葉が出てきて思い通りのプレゼンができたと自負しています。問題だったのは質疑応答で、こればっかりは前回もそうでしたが、会場や質問者の厳しい雰囲気に飲まれてしまって思い通りの回答ができたかは自信がありません。それでも、いろんな好意的な意見がもらえたので、ちゃんと評価してもらえてるんだとうれしくなりました。去年はあまり質問が上がってこなかったので、たくさんの方に手を上げてもらって、たとえそれが厳しい意見だったとしても、最初のプレゼンで関心を向けてもらえたことが嬉しかったなと今は思います。
プレゼンが終わってからは少し気を抜いて他のブースを見て回っていました。他の作品の完成度、一貫性、コンセプトの良さがとても光るものばかりで見れば見るほど少しずつ自信がなくなっていました。こういうことは本当は思いたくないのですが、自分の作品に足りないものばかりに目がいき、はっきりとした自信が持てずにブースでの説明はほとんどメンバーにまかせてしまいました。こういうところは自分の駄目なところだなと思うので直していきたいなと思います。
2日目
2日目の目玉はデモンストレーション審査でしょう。ぼくは当初関わる予定がなかったのですが、なんか駆り出されました。審査員の反応を見ると、まあまあの反応はあっても特に印象には残っていないだろうなという感じでした。こういうことを言うとあまり感じが良くないですが、正直これで良さが伝わるとは自分も思っていませんでした。デモの構成に関われなかったぼくも悪かったのですが、これは反省点というか、改善点だなあと思いました。まあそれでも一生懸命やってくれたので、助かりました。
感想
過程はどうあれ、結果として企業の方に評価をしていただいて、企業賞という形で認めていただいた、というのはとても大きな功績だと思います。もちろん至らなかった点、本番までに改良しておけば良かった点、構想自体に足りなかった点、こういったものが本当にたくさんありました。それでも、一つのものを完成させ、評価をしてもらった。それだけでもまた一ついい経験になったなと思います。来年はどうなるかわかりませんが次のプロダクトではこの経験を参考にしていいものを作りたいなと思います。
少し長くなりましたが最終的には頑張ってよかったなと思います。みなさんもぜひいろんなコンテストに挑戦してみてください。応援、支援してくださった方々、本当にありがとうございました。